介護保険でレンタルできる歩行器にもとてもたくさんの種類があります。
大きさや形も様々で、種類が増えたことで屋外だけではなく屋内でも使いやすい歩行器も増えてきました。
基本的にはどんな歩行器でも屋内外に関わらず使うことはできますが、屋内で使用する場合には段差や廊下の幅など制限が多いため、屋外で使いやすい歩行器が必ずしも屋内でも使いやすいとは限りません。
数多くある歩行器の中で、室内で使うことに特化した歩行器があるのでご紹介します。
室内専用歩行器 レッツゴー
株式会社竹虎が作られている「レッツゴー」という歩行器です。
まず一番の特徴は、モノを置く台が上の方に付いていることです。
一般的な歩行器にもカゴやバッグが付いていますが、足元に付いているものがほとんどです。
この歩行器はモノを運ぶことを前提に作られているため、載せ降ろしがしやすくなっています。
ハンドルも左右一体型なので、持ちやすい場所を持って移動することができ、軽く肘を置いて押すこともできます。
また折りたたむとかなりコンパクトになるため、収納したり持ち運んだりする際に便利です。
前輪が良く動くため小回りが利くので、スペースの限られている室内で使用する際にとても使いやすいです。
テーブルは簡単に外すことができ、テーブルを外すとバスケットがありモノを入れることができます。
ブレーキは手元にあり、握るとブレーキ、もしくは下に下げると固定ブレーキになります。
更にコンパクトな「レッツゴーミニ」
「レッツゴー」を一回りコンパクトにし更に小回りが利くようになっているのが「レッツゴーミニ」です。
形や機能は同じですが、サイズが小さくなっています。
【レッツゴーのサイズ】
【レッツゴーミニのサイズ】
どちらのサイズが良いかは住環境や使う人によりけりなので、実際に2台を並べて試してみるのが一番わかりやすいです。
一番の違いは「ハンドルの高さ」です。
それぞれハンドルの高さを調整することができます。
- レッツゴー・・・・・84cm~91.5cm
- レッツゴーミニ・・・74cm~81.5cm
「レッツゴー」と「ミニ」では10cmの高さの違いがあります。
背の高い方が使われる場合には、「ミニ」だとハンドルの高さが低く感じることがあります。
その場合には「レッツゴー」を選んだ方が使い勝手が良いです。

小回りが利くことが一番の特徴なので、コンパクトな「ミニ」がおススメです。
使用上の注意点
「レッツゴー」には座面が付いておりません。
なので疲れたときに座って休むことができません。
また、小回りが利く分、タイヤは小さめなので屋外で使用する場合には、道路の状況によっては不安定になることもあります。
使用は屋内専用に限る方が良いです。
まとめ
屋内専用でモノを運ぶのに特化した歩行器です。
モノを運びながら安全に移動できる便利な歩行器です。
介護保険を利用してレンタルすることができます。
屋内で使いやすい歩行器を探している方は、一度ご検討下さい。
男性向きの歩行器もあります。