トイレは毎日何度も使用する場所ですが、ズボンの脱ぎ履きなど多くの動作が必要なので転倒の危険が高い場所でもあります。
そんな転倒の危険を減らす、便器の周りに置くだけで使用できるレンタル手すりがあるのでご紹介します。
トイレ用レンタル手すり
介護保険を使ってレンタルすることができる据え置き型のトイレ手すりです。
便器を挟み込むようにして固定するため、工事は一切不要です。
手すりの高さを変更することができ、機種によっては手すりを跳ね上げることができるタイプもあります。
介護保険のレンタル料は、レンタルする機種や業者にもよりますが、1割負担で1ヶ月500円程度です。
面倒な工事が不要ですぐに設置できるため、とても便利なトイレ手すりです。
レンタルトイレ手すりの注意すべき点
便器の周囲に設置スペースが必要
便器の左右に手すりの足がくるので、そのスペースの確保が必要になります。
トイレの構造によっては、そのスペースがなかったり、また物を置いているため設置が困難なケースもあるので、事前に確認が必要です。
また、手すりの位置にペーパーホルダーが当たることもあります。
こちらも確認が必要です。
便座からの立ち上がりには不向きなことも
便座に座る際やズボンを脱ぎ履きする際などには、手すりを持って体を支えることができるのでとても重宝します。
ただ、便座から立ち上がる際には、あまり使えないこともあります。
立ち上がる動作は、前かがみになった状態からお尻を浮かせて立ちます。
そのため、画像のように便器よりも前に縦の手すりがあれば、前かがみになった状態で体を浮かせて立ち上がることが楽にできます。
このレンタル手すりは便器の左右に手すりが来るため、前かがみになった状態から使うには力が入らない場所になるため、立ち上がり動作に関してはやや不向きな手すりとなります。

縦手すりもついたトイレ用手すりが新たにレンタル商品として登場しました。
ポータブルトイレ用のレンタル手すり
最近のポータブルトイレには本体に手すりが付いているものがほとんどなので必要ないのですが、古いタイプのポータブルトイレを使用されている場合には、便器のみで手すりが付いていないものもあります。
そのときに役に立つのがポータブルトイレ用のレンタル手すりです。
トイレ用のレンタル手すりと同様に、便器の左右に手すりが付きます。
下に鉄板が付いており、その上にポータブルトイレを置いて固定します。
機種によっては背もたれが付いているものもあります。
画像のようなプラスティック樹脂製のポータブルトイレは軽量のため、体重を掛け過ぎるとトイレごと転倒してしまう可能性もあります。
こちらも介護保険を利用してレンタルすることが可能です。
まとめ
自宅のトイレに簡単に設置できるレンタルトイレ手すりの紹介でした。
レンタルできる手すりを有効活用し、いつまでも安全にトイレが使えると良いですね。